フリーナレーターズユニオン(以下、FNU)とは、声の仕事で生きる者のための相互協力コミュニティであり、フリーランスの柔軟性と芸能プロダクションのキャスティング力を両立させた全く新しいカタチのキャスティング組織です。
声の世界に「三方よし(※1)」の概念を持ち込むことで、一層社会の役に立つ仕組みを構築し、組織としては業界の5割以上の人間が最低限の生活をできる環境を創造することを目指しています。
古い概念に囚われず、自分たちの仕事環境をより良くしていくことをモットーとしております。
※1 三方よしとは「売り手良し、買い手良し、世間良し」という、江戸時代から存在する仕事の考え方であり、今でも多くの企業やビジネスマンが大切にする仕事の鉄則のようなもの。(詳しくは検索してみてください。)
FNUには常日頃、様々なお問い合わせや質問などが寄せられます。
下記はそんなFNUにご興味を持ってくださった外部の皆様の疑問を解決するために、普段メンバーや参加希望者にのみ公開している基本的な事項や約束事をもとに調整した、声の仕事の方向け資料です。
【想い】
・声の業界で本気で仕事している人間の5割が最低限稼げる形を作りたい。
・フリーランス、芸能事務所、キャスティング会社など含め、同じ業界に関わる全ての個人や団体と良好な関係を築くことが理想。(競合ではなく協業できるという考え方を広める。)
【趣旨】
本気で努力する人がやりやすい環境を作り、自分も周りも仕事しやすい業界へ。
【参加条件】(※十分なスキルの所持は前提として)
1.自立したナレーターである。
2.与え手である。
3.仕事をより発展させたい意思がある。
【提供するもの】
FNU WEBサイトへのプロフィールやボイスサンプル掲載権、FNU名刺、良質なナレーターと繋がるキッカケ、それらを使った仕事を増やしやすくなる仕組み。
【それぞれが行うこと】
・仕事を紹介し合う。
・FNUのメンバーに相応しいナレーターがいれば、推薦・紹介する。
(その他、別のことで大きく貢献できる何かがあれば、代わりにご提案いただくことは可能 )
【強み】
フリーランスの柔軟性と芸能事務所以上のキャスティング力を両立しており、各メンバーがそれを使用できること。
【個人として得られる効果】
ナレーター各々がキャスティングもすることにより、キャスティングする側の考え方の理解を深め、同時に制作側との距離も近くなることで、取引先の立場に立ったやり取りができるようになり、より良い仕事関係を築きやすくなる。
且つ、相手に対しての声の相談役となることで、声の仕事=この人に相談という流れを定着させ、ナレーター個人に継続的な取引先ができるようになる。(仕事が安定する)
A. 声の仕事をしている者は、局のアナウンサーなどでなければ、基本的には雇用された身ではなく、個人事業主や経営者になると思います。(事務所に所属していてもです。)
そのことを理解し、自ら責任を持って仕事に取り組んでいるナレーターであるという意味です。
※補足
FNUは、「個人事業主or社長の集まり=自立した人間同士の協力団体」であり、関係性に上下はなく、仕組みはそれぞれが自分のものとして自由に使えるという趣旨です。事務所への所属などとは違うため、自分のことは自分でしっかり管理できる必要があります。(他人に依存している精神状態では大変になることが予想されます。)
A. 仕事とは、他者の困りごとを解決し、相手を喜ばせることです。
我々の仕事で具体的に言えば、ナレーションが必要な方へナレーションを提供するから喜んでいただけて、その対価の1つとしてお金をお支払いいただけるわけです。
つまり、自分から他者へ、相手が喜ぶ何かを「与える」という行為がなければ成立しないということになります。
最終的に金銭としてお返しいただくことでバランスはある程度取れるわけですが、同じ結果に行き着くとしても、「お金をくれたらコレをあげます」では、相手が受ける印象は大分違ってきますから、まずは自分から与えるという意識が非常に大切になってきます。
よくgiverとも言われますが、つまりは自分が貰うより先にgiveする者のことを与え手と記載しています。 (参照:「【GIVE&TAKE①】与える人こそ成功する時代」→ https://youtu.be/qTW80vS7_BQ)
A. FNUは(運営元の法人は存在しますが)事業主である各メンバーが自分たちで運営している、仕事のためのナレーターコミュニティであり、お互いをキャスティングし合うことを主な活動内容とする業界唯一の相互キャスティング組織です。
所属するという考えはなく、メンバー同士はそれぞれが決裁者としてお互いに上下のない提携関係となるイメージのため、問題を起こした際も基本的にはその個人の責任として、当事者に解決していただくような形になります。
A. 現在は、理事兼〇〇(〇〇=ナレーターや声優など)orキャスティング兼〇〇という形が基本形となっています。
※補足
初期は全員が代表というスタンスでした。
理由は、
①他者からの最初の信頼を得やすくすると共に、組織名を使って他者(社)と提携するなど、各自が個人ではしづらいような仕事の広げ方を可能とするため。
②自分自身が代表であるという意識と責任を持ち、それぞれをより自立した状態にさせるため。
③他との差別化(組織自体を新しい仕組みとして、認識していただきやすくするための一部)であり、その流れを継ぐのが「理事兼〜」です。尚、全体の運営には関わらない場合には「キャスティング兼」としており、加入時に選んでいただいています。(但し、いつでも変更可)
A. NDA(秘密保持契約)はもちろん締結いたしますが、自主性や、各々の仕事の仕方を尊重したいため、絶対に守らなければならないようなルールはあまり多くはないです。
むしろ内部での提案などは自由にできるので、メンバーに何かの機会の提供をしたり、何かする際に内部から協力者を募るなども、個人同士でやり取りをする時と同様に自由にできます。
但し、仕事をする上での社会人としての最低限のマナーや、人としての思い遣りは大事にしていただきます。
A.現状、フリーランスがメンバーの8〜9割を占めていると思いますが、フリーランスでないと参加できないわけではありません。
大切なのは自立したナレーターであることで、実際、事務所所属者や事務所経営者(運営者)などもメンバーとして在籍しています。
ただ、参加している事務所所属者は、あくまで事務所も取引先の1つとして捉え、自分のことは自分で考えて決められる方ばかりです。
もしあなたが全てを事務所に任せっきりにしていて自らの思考で判断を下せない、何をするにも事務所に聞かないと分からないという状態だとしたら、現状はまだ依存心の強い状態にあると思いますから、恐らく参加は難しいと思います。
(尚、所属事務所から反対されている方の加入はお断りしております。)
A.元声優事務所出身者や局アナウンサー出身者、更にはMCやDJ、実演販売士出身の者から外国語ナレーター、もちろん演劇畑出身であったり、スタントマンだった者など、様々な実績を持つプレイヤーが参加しています。
以前は事務所にいたが今はフリーランスとして仕事しているという者が中心ではありますが、今でも事務所に所属している者や、事務所経営者(運営者)なども何名かいます。
全員に共通するのは、自分自身も一定水準以上の喋りを提供できるナレーターであり、且つ自立して自責のもとで仕事をしているという部分です。
A. 公に募集はしていないですが、webサイトから参加希望のお問い合わせを頂いた方へは、問い合わせ担当のメンバーがボイスサンプルのチェックなどをさせていただいた上で面談しています。
その時点でのFNU参加はまだ難しいと判断した場合は、その段階ではお断りをさせていただくか、コエプロ新鮮組 をお勧めする場合があります。(あくまで、この時点での参加は難しいというだけで、その後の成長次第で参加は可能です。)
それ以外の場合は代表理事との面談へ進み、問題なければFUNメンバーへ参加希望の旨が周知され、反対意見が多くなければご参加いただくという流れとなります。
尚、大切にしている点としては、自分本位ではなく思い遣りや人との関係性を大切にしていたり、一社会人として責任を持って仕事をしているなど、「社会で仕事する大人として」当たり前のことが当たり前にできているかという部分です。
芸能にも関わるような仕事といえど、一緒に仕事をするのはあくまで他業種のビジネスマンであることが大半ですから、最低限そういった他の方々と問題なく仕事ができなければ、安心して仕事を頼んだり、取引先からの信頼を得ることも難しくなってしまうためです。
もし、この意識部分やナレーションの技術のどちらかがまだ大きく足りていないと自覚される場合は、まずは新人たちが実績を積みやすくするという目的も持っている コエプロ新鮮組 へご参加いただければ、実績を積み、成長しながら、メンバーとの関係性も構築していけるかと思います。
詳細は専用ページをご覧いただければと思いますが、こちらはメンバーからの推薦でのみ参加可能な形式です。
SNSなどを利用しているメンバーは多いですから、いいね!やコメント(リプライ)などで関係構築することは簡単なはずです。
何の繋がりもない中で突然「入れてください!」と言われても逆効果になりかねませんが、時間をかけて仲良くなり、信頼関係を築いていただければ、ご参加いただくことも難しいことではないかと思います。
万一、技術が足りなすぎるなら、FNUとしては 声の家庭教師〜ナレキョ〜 も提供していますし、仕事をする上での考え方などに関しては、必要なことを学んでいけるようなオウンドメディアの提供も検討しています。(詳しくはこちらを参照)
【参加条件】(メンバーが確認すべき主な事項参照)やビジョンにご共感いただけるような方のご参加は大歓迎ですので、ご縁があることを楽しみにしております。
A. これまでのメンバーの参加の仕方は、初期の頃は澤田からの直接的な声かけ(誘い)であったり、その後は他のFNUメンバーや仕事関係者からの推薦、webサイトやSNSからのお問い合わせなど様々です。 (SNSに関しては、良い方を見付けたり、関係性の構築が主なので、現在はそこからの直接的な問い合わせにはほとんど対応していませんが、メンバーと良い関係性を構築してくださっていれば、当然スムーズに進むことが多いです。)
タレントでありつつも、自ら事業を営む者でもあるという意識がきちんとあれば、FNUへご興味持ってくださっているなら参加ルートに制限はないということです。
A. 現在の主な連絡ツールはFacebookやメッセンジャーであり、それらのグループへ参加してやり取りしていただくことになります。 尚、スピード感を損なわないため、内部では24時間メッセージ可能としています。
(寝ている時に通知音がうるさい場合は、個別に鳴らない設定にしていただきます。)
A. 普段のやり取りはグループチャットなどがメインになるため、直接顔を合わせる場として、FNUメンバー同士の懇親会や、新規加入者の顔合わせ込みの「ようこそユニオン会」など、2~3ヶ月に一回は懇親会を行っています。
それらで知り合っていただき、個別にお話する約束(アポ)を取るなどすると良いと思います。
A. FNUへ参加していることの公開非公開は選択できるようになっているので、ここを各自で選んでいただきます。
一般公開を控えたい場合は非公開を選択できますし(その場合も、制作会社などの取引先へ見せるため専用に存在する一般公開しないページへは、ボイスサンプルなどが掲載されます)、公開を選択する場合はもちろん様々な場所へ掲載させていただきます。
・キャスティングする対象はメンバーに限定していない。
・〔推奨〕他ナレーターを紹介する際は、連絡先を教えて丸投げではなく、責任を持って間に入ってのキャスティング協力をする。(もちろん取引相手に合わせて柔軟に対応すべきだが、それをしない場合、相手との関係構築が大変になったり、紹介に対して責任を持ちづらくなることは理解すること。また、自分の仕事の形を模索している段階であったり、まだ発展途上であると思う場合は、一定期間試すことで確実に以前より取引先が定着し仕事が日常化する上に、様々な学びも得られるのでプラスになる。)
・キャスティング時、候補出しからナレーターが確定した場合、その後の取引相手とのやり取りは、仲介者にナレーターを加えた3人のメッセンジャーやメール(Cc使用)グループを作成して、仲介者がフォローできる状況を作りつつ直接やり取りしてもらうと、フリーランスの強みであるスピード感を損なわないまま安全性も上げられるという方法もある。(但し、取引先によっては仲介者のみとのやり取りを好む場合や、どちらでも良いという場合もあるので、状況に合わせて柔軟に対応すること。)
・〔基本必須〕一度、誰かを通して仕事に至った繋がりに関しては、2回目以降の仕事も常に仲介者を通して仕事をする。(但し、クライアントや仲介者の問題で直接やり取りをした方が適切な場合は、その限りではなく、状況に合わせて柔軟に対応すること。)
・〔必須〕他者からの紹介により成立した現場で知り合った方から仕事関連の連絡があった時は、必ず紹介してくれた方へ報告をする。(相手が直接やり取りしたいと要求していても、紹介者の了承を得ることは必須とし、どのような場合も関係者全員が納得する形を模索すること。但し、最優先がクライアントの満足であることは大前提。)
・〔基本必須〕ギャラを受け取る際は、仲介者に受け取ってもらい、仲介者から支払いを受ける。クライアントの支払い先を複数にせず、一つに絞ることで少しでもやりやすさを感じてもらうことが目的。特に金銭のやり取りの経験が乏しい場合は学ぶことも多くなるが、そうできない何かしらの事情がある場合はちろんその限りではない。
・〔基本必須〕仲介者が受け取るのは2割。(但し、双方の合意があれば、それ以上もしくは以下、又は仲介料無しなどももちろん可。)
(※注:これは旧制度であり、現在は3割に変更。但し外部へ外注する場合は臨機応変に。)
・必須事項や推奨事項を定める意味は、取引先に対してこちら側からも提示できる形を作るためであり、これがないと相手側をも迷わせてしまうことがある。よって、クライアントがプラスに感じないような場合には、ルールに従う必要はなく、あくまでクライアントのために考え、行動することが最重要。
・キャスティング時の必須、推奨部分などに関しては、全て取引先がやりやすさを感じることを最優先とし、より仕事に繋がりやすくするために決めた方向性である。それ以外のやり方で仕事を増やし、他の人間とも多くの案件を振り合えるのであれば、個々に別のやり方を取って良く、むしろより良い方法があれば提案、共有することで、他のメンバーもよりやりやすくなるように考慮する。
・疑問点などは、これまでのメッセンジャーグループの流れとLINEノートのまとめで大体解決可能。(現在は蓄積された量が膨大なため、分かりやすいQ&Aなどもあれば、新人フォローグループも存在する。)
・仕事を増やしやすくなる方向の思考へ 近付けるため、希望者がいれば専門の方から安価且つ良質なマーケティングのセミナーを受けられる場を提供予定。(名刺というツールとの相乗効果狙い。外部提供も含む仕事力アップ のためのオウンドメディアや、FNUの仕組みを最大活用することにも役立つ仕事力アップのセミナー(スキルはナレキョがあるため、スキル部分以外)も予定している他、新鮮組メンバーの1人が主体的に始めた内部向け単発講座も行われている。)
・仕組みは人数規模に合わせて変えていく。
・実績は少ないが、これから本気で頑張ろうとしている新人用の名刺と仕組みも構築予定。(現在の コエプロ新鮮組 や キャスティング専任メンバー )
・現状、FNU webサイトや共有しているクラウド上のサンプルを聴いてお互いのナレーションを確認可能。
・FNUとして金銭を請求する形は、今のところ取るつもりはないが、内部で何かする際は、ボランティアでなく適正な価格を請求してやり取りして良い。(現在は金銭部分だけでも全員で負担し合おうということから、年会費3,000円を経た後、11,000円に変更。 また開催者が費用徴収するタイプの内部向け講座なども開催されている。)
以下はより仕組みを活用するために意識できていると良いことであり、最低限確認すべき項目は上まで。
・立ち位置は、FNUの〇〇ではなく、〇〇がFNUの仕組みを持っている(使える)。キャスティングされる側ではなく、する側である。
・前向きなベクトルの思考を持った集まりである。
・個人同士で提携しているだけの集団なので、あくまで何をするも個人の自由。(赤帽に近い)
・ナレーター仲間だが、お互いがクライアントにもなることを理解する。
・信頼で成り立っている関係であり、奪う人間がいると崩壊する仕組みである。(テイカーではなくギバーであること。)
・より良くなるための疑問点、改善点の話し合いはウェルカム。
・合う合わない好き嫌いは当然あるので、全員と仲良くすることを強制はしない。
・お互いに紹介し合う上で、信頼関係を築くこと、他の人のスキルを知ることは重要。
・趣味ではなく金銭のやり取りが絡むことなので、メンバーはそれぞれが個人事業or経営をしている人間であり、取引先(制作会社など)も真剣に仕事をしている相手であることを忘れない。
・代表や理事の肩書きを持つ者、またプロとは、上手いだけのナレーターではなく、しっかりとした意識と責任を持ってキチンと仕事をしている人間。
・声の相談役になることで、自分に取引先を付けると良い。
・ナレーターであり、キャスティングもする=プレイングマネージャー。
・与えるから与えられる、周りの役に立つから求められることを理解し、まずは自分から相手へプラスを提供していく姿勢を忘れない。
・与える(give)の感覚が分からない場合は、一度目の前の全ての人の役に立つという意識で24時間生活することを続けてみると、相手のニーズを理解しようとする癖も付き、何をしたら相手を喜ばせることに繋がるのか(つまりgiveすること)が理解できるようになる。
・『【参加条件】3項目』と『★キャスティングに関して★ の〔必須〕1項目』以外に必要なものはなく、それまでの状態から何かを制限することはしない。ただ引出しが増えるだけであり、それぞれがどう利用するかは自由。
・お互いに紹介し合うことで、芸能事務所のような一方通行にならず、 仕事を循環させることでより発展する。
・相手発信のベクトルでの思考を大切に。(仕事とは他者の課題を解決すること)
・外部の芸能事務所やキャスティング会社などとも協力し合う関係を築いていくことが理想。
・三方よし(自分よし、相手よし、世間よし)。
・ナレーターは基本的にはサラリーマンではなく、個人事業主or経営者であり、与えられた仕事をこなす立場の人間とは思考が変わることを理解する。
・個人事業主は個人会社と変わらず、自分という会社を経営している意識を持つことが発展に繋がる。
・個人としての関わりが難しい場合は、組織として提携することで関わっていくことが可能。(法人としての動きが必要なため、運営元である(株)Futures V-net関係者に相談必須)
・案件や情報を提供し合える同士で組めるのがベストであり、提供できる案件を多く持つナレーターが内部に多く必要。
・仕事する上で分からないことは、遠慮なく全体or個人に聞きましょう。助け合える人たちが集まっています。
・技術面以外の信頼により、取引先から求められることも素晴らしいことである。但し、もちろんスキルが上がれば、メンバーからの紹介の仕事が決まる率は上がる。
・仕事の発展を望んでいる、自立している、与え手であることの3点が揃っているナレーターであれば、良い人、一緒にやりたい人、応援したい人の紹介はウェルカム。(参考までに、最初に集めたメンバーは、信用できる人、一緒にやりたいと思った人、頑張っていると思ったので引き上げてあげたいと思った人。)
※ 今の仕組みと違う部分も多いため、あくまで初期段階での考えを理解するための参考程度という認識で読んでいただきますようお願いいたします。(尚、発起人の澤田から初期メンバーへ向けたような内容になっております。)
A. 澤田はもちろん(発起人兼)代表です。(他の方も代表です。)
では、何が違うか?
「仕組みを提供します」と「仕組みを(自分のものとして)使えます」の差です。
但し、建設的意見はどんどんと出し合って、より良い形を追求していきたいので、その意見出しはできる。(個人事業主or社長の集まりなので、運営的な部分は意見を出し合っていければ良いと思っています。ただ、あまりにも統制が取れなくなるようであれば、形は変えていきます。)
また、澤田が完全にトップに立ってしまうと、そのトップのいる組織に参加している方々は事務所にぶら下がっている状態と同じような状態に近くなり、そのつもりがなくとも無意識下でそういった精神状態にもなりやすくなってしまいます。
あくまで自立した人間同士が協力関係を結ぶことを目的としていますので、全てのメンバーが他の誰の下にもついていない状態であることを重視すると共に、その意識を育てられる環境を大切にしています。
(現在は澤田のみ代表理事、川嶋が関西支部代表、それ以外は理事の肩書きが使われています。また、理事でないメンバーも半数以上います。)
A. 全員で作り上げていきたいとは思いますが、仕組み構築に関しての決定権は澤田にあります。最初の段階で、環境はこちらで提供するとお伝えしていますので、ご容赦ください。
ただ、趣旨に合う前向きな意見はどんどん取り入れていきます。
(尚、現在は運営委員会が設置されており、月一の会議による運営メンバーの話し合いから内部のことは主に決められています。)
A. もともと個人事業主か社長(つまり代表)であることが基本形の業種だと思うので、実際に代表という文字が目に見える状態になる+自分以外のナレーターも提案できるという引出しが一つ増えるだけで、状況はそこまで変わっていません。
ただ、仕組みの性質上、動いた分だけ成果に繋がりやすくなりますし、協力し合うことを前提に集まっていますので、様々な情報交換もしやすくなります。
(現在は代表の代替として理事の肩書きが使われています。)
A. どこまでやるか、どう活用するかは本人が決めることです。
ただ、皆さんを巻き込んだ身である澤田の考えとしては、どこまでもやろうと思った人がいた時に、その人が最大限の結果を出すための助けになる形を提供する責任はあると思っています。
また、そこを求めてきている方に対して一番大きく貢献できる形を目指しています。
多くの起業家たちに囲まれて刺激を貰ってきたお蔭で、マーケティングや仕組みづくりに関しての考え方は困らない程度には身に付いているようなので、一つの形にはなっているはずです。
結果を出したいと思ったら、是非最大限に活用してみてください。
そのための質問や相談は受け付けますし、学べる仕組みも構築していきます。
A. 澤田の理想の元に動く必要は全くありません。
依存していない、自立した存在であれば、自分のことは自分で考えて、今まで通り活動してください。
ただ、【参加条件】の3点さえ備わっていれば、全員がそれぞれ、今まで以上に仕事を広げやすくなるというだけです。
(とはいえ、より良い環境を作れば、作った本人はもちろん最も恩恵を受けられる存在の1人となりますので、より発展していきたいメンバーへは理念の理解も推奨はします。)
A. 勉強会などしたければ、自由に提案して自由に行ってください。やりたい人がやりたいことをやりたい人とやれば良いのです。
自分が代表であり、それぞれと提携しているだけですから、わざわざ他の人に許可を得る必要はないです。
むしろ、周りにもプラスであれば、乗ってくる人、協力してくれる人は出てくるはずです。
また、こんな仕組みやルールがあったらグループ全体がより良くなるというような建設的・生産的な意見があれば、それはどんどん提案してください。
具体案なら最高ですし、一緒に考えましょうというのも大歓迎です。DropboxやLINEノートもそうして作られました。
(LINEノートは現在は使われておらず、Facebookのガイドが代わりのものとして活用されています。)
A. 「この人の中身やスキルを知らないから、このままじゃ仕事振れないよ…」それは相手も同じように自分に対して思っていることです。
一方的によく知っているなんてことは、余程の有名人でしかあり得ないですから。
だから、FNUで取引先になり得る良質な同業者と知り合うきっかけを得たわけなので、その後は個々にコンタクトを取って実際に会いながら話をするなど、何かしらをして信頼関係を築く必要があるんです。
全員が自分のクライアントにもなり、仕事を頼む取引先にもなり得るのですから、目の前に大勢のクライアントがいると考えれば、自ずと興味も持てば接触もしようと試みるはずです。
逆に多く紹介を得ようと思えば、自然と仕事に関して信頼の置ける人間であろうとするかと思います。
そうやってFNU内で他人との信頼関係を構築する術を知り、練習して慣れることで、外で他人との信頼関係を構築して取引先を増やしていくためのプラスにしていただきたいという想いもあります。
A. あくまでこの団体は皆さんが仕事を増やしやすくなるためのツールの1つであり、会社や協会やその他のものではありません。何か問題を起こした際は、その個人の責任です。
メンバーそれぞれが個々人で提携している状態というとしっくり来るかもしれないですね。
事務所に所属している場合に、同じ事務所の人間が何か問題を起こしたとしても、他の人まで相手側から悪く言われたり、自分と強く繋がっている取引先が自分に対して態度を変えたりということは多くはないと思いますが、それと同じです。
(現在は運営元の法人は存在しますが、各々が事業主であることは変わらないですから、基本的に事業者が自らの取引先と取引を行っているという形となり、考え方として大きな違いは出てきません。)
A. 趣旨の理解ができていないです。
競合でなく協業関係を作るという考えを業界全体に広く一般化させることも目的の一つ。業界内の全ての人間が繋がっているくらいの形が理想形です。
狭い範囲で案件を独占する気もないですし、そもそもどこかにぶら下がるような意識では本人が安定的に仕事していくことは難しくなると考えていますので、誰かを抱えるつもりも全くありません。
全員がそれぞれのやり方で自立して活動している同士の集まりであることを理解してください。
A. 代表というのは、上手いから代表というわけではないです。しっかりとした意識と責任を持ってキチンと仕事をしているから代表なのです。
そもそも団体の代表=ナレーターである必要もないわけで、だから芸能事務所などもプレイヤーではない人間が代表をやっている形が多くあります。
「自分なんて、まだ大して上手くもないから…」ということでしたら、そもそも考え方がナンセンスです。
更に言うと、代表=こんな人間であるというものも全くありません。小柄な可愛らしい女性が会社を経営していることも往々にしてあります。
逆にそう見えない人が実は自分で何かをしているアクティブな人だった、何かの組織の代表であったということは、ギャップ差から評価を上げることに繋がることもありますし、目も引きます。
生かすも殺すも自分次第です。
(これは旧制度であり、現在は「理事 ナレーター」と「キャスティング ナレーター」の2種類の肩書きに移行していっているため、理事の肩書きを背負わないことも可能となっています。)
A. ネガティヴ方面にフォーカスせず、前を向いた目標にフォーカスしてください。何をしていても、全ての人間から共感を得られることは基本あり得ません。
ただ、前を向いた方向で考えて進んでいれば、集まってくるのは同じように前を向いた思考を持った人たちです。そういう人たちとの繋がりは非常に強力です。
周りから見てマイナスに捉える人がいるのであれば、プラスに捉える人もいます。何をしても、どちらも出てきます。
ちなみに新しいことをマイナスに捉える人はレイトマジョリティやラガードと呼ばれる保守的な層にあたります。
その層は、どちらにしても新しい取引先を増やそうとはなりにくい層です。(参照:イノベーター理論 → https://www.profuture.co.jp/mk/column/6922)
逆に新しいものに対して興味を持つ層こそ、これから何かを始める時にはアプローチすべき層となるわけです。
つまりは、そういった方に対して興味を持たせられることの方が、レイトマジョリティやラガード寄りの方にマイナスイメージを持たれないようにするより必要なことであり、むしろアーリーマジョリティまでの50%が興味を示して広く知れ渡ることで、保守的な層にも徐々に入りやすくなります。(ここではキャズムの説明は省きます。)
自分の常識を疑い、広い視野を持ってください。常識外だからこそ、新たに仕事を増やしていけるようになるのです。
A. 例えば映像制作をしている方が声の業界に常時求めているのは、どんな時にでも声に関して相談できる人間です。
どれだけ質が高いナレーションでも、自分たちがその時に作りたい映像に必要ないタイプの声や喋りであれば、そのタイミングではいらない。
だから個人ではなく、芸能事務所やキャスティング会社の需要があるのです。
逆にプレイヤー同士が協力し合えば、個人の柔軟性やスピード感という強みを持ったまま、芸能事務所などと同じ強みも持てるため、相手のニーズに応えやすくなり、確実に成果に繋がります。
且つ、お互いに同じ数の案件を紹介し合えば仲介料を取る必要もないので、場合によっては事務所のようにキャスティング料を上乗せしなくても対応は可能となり、プレイヤーとして最低限必要な適正価格を請求するだけで自然とコスト面でも優位になります。(FNU内でマージンを受け取ることを推奨しているのは、あくまで紹介数に差が出た場合に、頑張って動いて案件を発生させた功労者が疲弊しないようにというものであり、同じ数を振り合えば相殺できます。なので同じ分だけ紹介し合うという理想の形の上では、上乗せせずに元々のプレイヤー分の予算から引く形でも損はしないのです。)
A. お子さんのいる方(お母さん)に「自分の子供も養成所に通ってるのよ~」と楽しそうに言われた時に、自分がお世話になっている業界であるにも関わらず心から勧められないということがあり、そんな状態のままなのは良くないという想いがあったからです。
『何故勧められないのか?→最低限生活できる収入を得ることすら大変な業界だから。→何故?→プレイヤーが得をしやすい仕組みがまるで存在していない上、仕事していくために必要な意識部分も育ちにくい環境(プレイヤー側が自ら考えて成長しよう、行動しようとなりにくい仕組み)が当たり前になっているから。』と考えました。
仕事くれくれ(与えると逆=いわゆるテイカー)な人は多いが、単純な性格として言えば、素直な人、人が良いと言われる人は多い業界とも感じるので、ならばせめて本気で頑張っている人がやりやすいような業界にはしたい。
そうであれば自分も仕事しやすくなるし、後から来る人たちにも、それまでより仕事しやすい環境を残せる。
周りのみんなも良くなるのなら、自分のやりやすい環境は自分で作ろう、そんな感じです。
A. 以前、参加していたビジネス異業種交流団体のリファーラル(紹介)マーケティングの仕組みをナレーター用に落とし込んだような感じです。
数十人(支部によっては百人単位なことも)の経営者や自営業者が集まり、関係性を構築し、そして他者に紹介し合う。
つまり、自分の専門分野は自分で対応し、専門分野外は専門のプロフェッショナルを紹介することで対応する…、そうすることで理論的には出会った全ての人の役に立てるようになるんですよね。
仕事とは、「他者の課題解決をする」ことです。
困っている人を助けてあげて、喜ばせることで成立するんですよね。
そして、その対価の目に見える形の1つとしてお金を頂く。
つまり、人の役に立てるようになれば、自然と成立してくるわけですから、誰の役にでも立てる状態というのは最強ですよね。
更には個人的な見解ですが、僕の見てきた範囲で言わせていただくと、上手くいっている経営者の方々はお互いに人を紹介し合っていると思っています。
そうやって相手の役に立つことで信頼関係を構築し、自分の側に何かあった際にも同様に紹介してもらったりと、助け合える関係を多く作っている。
当然ですよね、仕事は人とするものですから、人を大事にしなければ成り立つわけはないので。
ただ、当然ながら全ての経営者が上手くやれているわけではないので、だからこそ上手くやっている方々のやり方を仕組み化して、他の人たちにも使わせることで、自然と多くの方々が仕事の仕方を理解し発展していけるようにする、そんな仕組みのように感じていました。
なので、ある意味僕にとっては仕事の仕方の基本的なこととして捉えている中の1つみたいなものなので、それを仕事というものを全く分からずにやろうとしている人たちが大半のこの業界に持ち込むことで、きちんと考えられる人を増やしていき、最低限生活できる業界関係者を増やそうというイメージです。
ちなみにそこの場合は、毎週一回、朝7時前に集まってメンバー同士で顔を合わせるということをしていて、頻繁に顔を合わせるからこそお互いの信頼に繋がったし、且つ個々に会ってお互いの仕事内容の詳細な話なども伝え合っていたので、信頼関係+専門知識や技術の理解ができ、その結果、動いて人と知り合った分だけどんどん効率良く仕事相手を紹介し合うことができていました。
更に、毎週1分間のプレゼンをするので、何をメリットとして訴求していくと紹介されやすい(買い手のニーズにマッチする)のかという部分が常に洗練されていき、結論として、ナレーター個人としてこんな喋りが得意だと言っても紹介には繋がりにくいことが分かったんです。
何故なら、他業種の方からすれば、そこは専門的すぎる細かい部分だし、紹介先に対して常に確実性のあるメリットになりにくい。
そこで視点を変えて、我々の多くが自然に増やせてしまう業界内の横の繋がり、これを推すことで紹介に繋がり出した。自分も喋れるし、100人以上の繋がりもあるから、どんな声のニーズにも応えられますよ、と。
どんな要望にも応えられると、毎回相談できるから、相手ベクトルだと必要とされやすい。
しかもこれ自体はネットワークがあれば誰でもできるやり方であるから、これをお互いにやり合えるようにすることで良い循環のサイクルが生まれ、誰か1人(1社)が得をするのではなく、よりプレイヤーたち自身がみんなで得をできるようになる。
得をすると生活が楽になり余裕が生まれて、より一層クライアントや周りの仲間のことを考えられるようになる。
更に業界的には見ない仕組みである「お互いに紹介し合う」という部分で、二番煎じにもならないので注意も引きやすい。
これまで通りの仕組みでやっているところは既に溢れ返っていて、多くの声の事務所が大変な状態になっているが、別物というだけでその他大勢として認識されなくなるため、圧倒的に新規の仕事にも繋がりやすくなるんです。
ただ、もちろん既存の事務所を嫌いたいわけではなく、自分たちだけが上手くやるわけでもなく、経営が大変な事務所があれば、その考え方も今の時代にマッチするものに変えていけるようアドバイスするなど改善に協力していくくらいが最高であり、外部の事務所や他組織とも協力し合う関係を築いていくことが理想であると考えています。
(ちなみに上記のビジネス交流団体以外にも、似た形での成功例はあります。とある車のトップセールスの話。お客様とは世間話をするだけで一切売り込まず、相手が車を欲しいと言ったら売る。他社の車を欲しい場合は、他社の営業マンを紹介するだけ。お互いに紹介し合う協力関係を作っていたので、無理な営業を一切せずに顧客の要望をピンポイントで叶えて喜ばせるだけでトップになれた。相手のニーズから考えられるか、周りのことを考えられるかが大切ということですよね。)
ちなみに澤田は基本的に他者からの紹介で取引先が増えており、場合によっては名刺交換をしただけで自発的に紹介しますよという流れになるパターンもあります。正直、売り込みもしていなければ、ボイスサンプルも自分からは聴かせません。(つまり、難しいことを考えずとも、顧客思考で作られたFNUの仕組みや名刺などツールを持ち、顧客思考の自分として人と知り合うだけで、誰でも紹介に繋がる可能性があるということです。)
A. 素晴らしいことだと思います。
自分自身に取引先を付けてほしいので、理想の形の一つです。
そもそも継続して仕事の関係が続いているのであれば、その取引先が最低限必要としているスキルは有しているということ。
不足だと思われたら、関係自体は続いていても、ナレーションジャンルの仕事に関しては、「次回はもう少しスキルを上げてから」となることは十分あり得ると思います。
ただ、それでもスキル向上を図りたいのであれば、メンバー間で練習の仕方や学べる場所などの情報は遠慮なく聞いてください。
もちろんスキルが上がれば、全ての人に言えますが、メンバーから紹介された仕事も決まりやすくなるかと思います。
(現在は、スキル面は「声の家庭教師ナレキョ」なども提供しています。)
A. クラウド系でありがちな価格破壊を起こしている値段で募集している案件は例外ですが、一般的な制作会社であっても宅録で納品することは増えています。
番組案件は少ないと思いますが、クライアントからの予算次第で制作費がかなり小さくなってしまうような企業の絡む案件に関しては、スタジオ代をカットして対応するというのは良くあること。
むしろ、こちらから提案してあげることで、それまで宅録経験のない制作会社でも喜ばれることは多いです。
制作費が少ない場合、クライアントが立ち会わないのであれば宅録で問題ない。
予算がある場合に、クオリティを重視していたり、クライアントが立ち会いたい、もしくは立ち会わせて喜ばせたいなどの場合、又は、長尺なので宅録だと修正回数が増えて手間である場合などはスタジオ収録のニーズがあります。
番組制作をしている制作会社でも、VPを作る場合は宅録で対応することもあります。逆にもちろんスタジオ収録を好む昔ながらの方もいます。
結局のところ相手や状況次第なので、提案できる引出しを増やすこと自体はプラスかと思います。
(コロナにより宅録も一般化しましたが、以前はまだこれからという状態でした。その段階で予め様々なことを想定して対応できることを増やしておくだけで、いざという時にも焦らずに済むという良い例かと思います。)
A. まずは名刺を渡すことです。
キャスティングもできるということを知ってもらうだけで、相談のされやすさが変わるので、一番簡単なことは、既に繋がっているけど頻繁には仕事のやり取りをしていない方に、新しいこと始めましたと言って挨拶に行ってみてください。
そのうちの何人かからは相談の数が増えるようになります。
是非、FNUで仲間との協力体制を築いたことを、それが役に立ちそうな方々に教えてあげましょう。
自分にとって意味があれば、会おうと言われて断る人間はそこまで多くはないですから。
そして人間関係で大切なことは、知り合うだけではなく、どうやって良い関係性を継続していくか考えることです。
たくさん役に立てるよう、相手の求めていることを必死に考えて、貢献していってあげてください。
ちなみに、より深くFNUの仕組みの意味を理解していれば、新しいものに興味を持つタイプの方からは共感を、そして社会的に良いことをすることに意味を見出すタイプの方からは応援を得られるようにもなります。
A. ナレーター見習いでもキャスティングのみの形での加入を認めて、実力を付けることと並行しながら自分の取引先を作っていくことで、十分なスキルを身につけた段階ですぐ仕事できる環境を持てるようにする。
また、キャスティングとして関わることで、仕事に対する意識も同時に育てる。
(現在は キャスティング専任メンバー として、新鮮組から立候補可能であり、実際に何名か存在しています。)